米GE、ホーチミンで技術者育成センター開設の意向
ホーチミン市人民委員会のレ・ミン・チー副主席は19日、米ゼネラル・エレクトリック(GE)のジョン・G・ライ ス副会長と会談した。この会談でライス副会長は、ホーチミン市で「GE技術者育成センター」を設立する計画を明らかにした。
これに対し、チー副主席は、GEが同市9区のサイゴンハイテクパーク(SHTP)を建設地として選んだ場合、30日以内に投資許可証を発行すると約束し た。SHTPは、第1期造成が完了した現時点での規模が300ヘクタールで、今後、第2期造成で残りの約600ヘクタールを開発する計画。
ライス副会長は、これを受けて、GE技術者育成センターの早期着工に向け準備を急ぐ方針を示した。計画では、2013年の設立を予定しており、第1弾として、石油開発向け技術者200人の育成を開始する。
なお、GEはベトナムで既に20年に亘り活動を続けている。2009年には、総額1億1000万ドル(約89億円)を投じて、北部ハイフォン市に風力発電タービン工場を着工。同工場の労働者数は現在、稼動開始時点の2倍に当たる600人まで増加している。